環境を学ぼう | 特定非営利活動法人 国際連合活動支援クラシックライブ協会


Warning: Use of undefined constant page_for_posts - assumed 'page_for_posts' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/class4/www/virtual_html/wp-content/themes/classiclive/module/breadcrumbs.php on line 54

環境を学ぼう

2004年4月1日

私たちはこの音楽劇を通じて一人でも多くの方に環境への意識を持ってもらえるよう努めました。
今、この地球は環境崩壊の危機に直面しています。
音楽劇の舞台2500年は決して遠い未来のことではありません。
この地球を守っていくのは現代の私たちです。
環境保護の第一線で活躍していくためにも、より深く、環境について考えてみたいと思います。
1 文明の発達
他の動物にはない、高度な知識を持った私たち人類は、知恵の力でより良い生活環境を求め、あらゆることに挑戦し続けてきました。
その結果、高度な社会を築き上げ、人類の生活レベルは飛躍的に向上しました。しかし、一方、便利さとは引き換えに、大きなリスクも背負うことになってしまいました。文明は、目先の利便性だけを追求した結果、私たちの生活基盤である自然環境を破壊の方面へ向かわせました。生活環境を優先し、自然環境を疎かにしてきました。
医療の発達もまた、高度な文明がもたらした恩恵です。
現代医学は、あらゆる難病を克服し、人生をより長く楽しむことを可能にしました。また、発展途上地域においても、乳幼児の死亡率を大きく下げることが出来ました。しかし、その結果人口は激増しています。1999年10月にはついに世界の人口が60億に達しました。人口が増加するということは、その分環境への負担が大きくなります。限られた資源の中、人類は食糧不足、水不足など生きていく上で大きな困難に直面することになりました。
2 環境汚染と温暖化
人類がもたらした大きな利益は、地球にとっては大きな負担でしかありません。人類の生活レベルの向上は、あらゆる副産物を生み出しました。工場や生活からでる廃水による海洋汚染・自動車の排気ガスによる大気汚染など、おおくの場面で地球は汚染されつづけています。また、化石燃料の大量消費は二酸化炭素を増大させました。二酸化炭素は地球の気温を上昇させる作用を持ち、地球温暖化へと急速に進行させました。
さらに、森林の伐採は二酸化炭素の増加に拍車をかけました。
森林は二酸化炭素を蓄えて置くことが出来ますが、その森林がなくなれば、いままで蓄えることが出来た二酸化炭素の行き場がなくなってしまいます。�
このようにして、人類は年間230億トンもの二酸化炭素を大気中に放出させています。�
二酸化炭素が増加したことで、地球の気温は上昇し続けています。
気温の上昇は、氷河・南極・北極の氷が解けることを促し、海面水位を上昇させています。過去100年間では海面水位がおよそ18センチも上昇したそうです。�
また100年後には現在よりさらに50センチも上昇するであろうという報告もあります。�
二酸化炭素の増加は地球の温暖化だけではありません。
当然のことながら人類は呼吸をして生きています。
大気中の二酸化炭素濃度はおよそ1%。それが3%に達すると人類は生きていくことはできません。
このように二酸化炭素の増加は生物が生きていく上で絶対に防がなくてはならないのです。
3 資源を守り、増やしていく
これまでざっと自然破壊の現状を概観してきました。
これ以上、自然を壊さないようにするためにも、早急に対処していかなくては手遅れになります。環境破壊の進行をとめることは当然のこと、さらに一歩進んで、昔の美しい環境を取り戻す努力も必要です。
環境破壊を防ぐために今、世界中で動き出しています。
その代表例が植林活動です。温暖化の原因物質である二酸化炭素の排出を抑えるためにはこれが一番有効であると考えられています。
限られた資源を自然保護の原料として、私達はこれから失われた自然をあらたに作り出していかなければなりません。
自然を破壊したのは人間です。しかし、自然環境がなくては生きて行くことはもちろん不可能です。文明と自然を共存させることは決して不可能ではありません。私達にとって環境とは何か、もう一度見直さなくてはなりません。環境との共生を実現させること、これが人類にとってもっとも大切な課題です。この課題を今まで築き上げてきた文明と知恵の力で克服することは可能であると信じます。
森は生きています。
自然は私達人類最高の財産です。この財産をどのようにして生かしていくかは私たち人類の今後の活動次第です。
自然と人類との共生を図ること、それがこれからの私たちの使命なのです。�
この森を私達の文明と知恵でいつまでも守り続けていきましょう。